第35回日本重症心身障害療育学会学術集会
今回で35回目を数えるこの学会が、令和6年10月3日(木)~4日(金)の2日間に渡り北九州市にて開催されました。全国には現在120を超える重心施設があり、今回はその施設の中から69演題がエントリーされ、日頃の実践や研究報告を行いました。
福島整肢療護園からは嚥下調整食の更なる進化と食事摂取量の適正化に取り組んでいる現状報告を、研究に携わった大竹栄養士、桑原言語聴覚士、山内看護師の3名が実践報告を行いました。
毎年発表される演題の中から、優れた研究発表に対して読売光と愛の事業団より、最優秀演題に「読売療育賞」が贈られますが、それに勝るとも劣らない優秀な発表に対しては、「読売療育奨励賞」が贈られることとなっています。
今回、福島整肢療護園が発表した“食のコンパクト化”に関する取組みに関する発表に関しては、審査員を含め多くの方々より高い評価をいただき、めでたく「読売療育奨励賞」をいただくこととなりました。 この研究はまだまだ道半ばではありますが、加齢が進む利用者がより安全に、より美味しく食事を楽しんでいただくため、今回の受賞を励みに福島整肢療護園の強みである多職種協働で今後も日々の実践を積み重ねて参る所存です。